・・・True Colors 060411・・・


こんばんは、AIRです。
先週から始まりました、この「True Colors」という番組、
先週第1回目の放送はですね、スリランカのヒッカドゥアというところからお届けしたんですが、
今週もですね、スリランカのヒッカドゥアからお届けします(笑)

えっと、皆さんにも聞いて貰えるかと思うんですけれども、
外の波の音や風の音、そして――そうですね、人影も本当にもうまばらで
シーズンも――何ていうんですか、こちらのいわゆるハイシーズン、観光シーズン、
サーフシーズンも丁度終わったくらいで、すごいまばらでね、
今見えるものは2匹の犬がねこう波間でじゃれあっててね、すごく可愛いんですけれども。
あとは、人影まばらだしサーファーもほとんど居ませんね、もう入ってないですね。
本当にのどかな風景が広がってるんですけれども、
今週もここスリランカ、ヒッカドゥアからお届けしようと思います。

−−−−−

改めましてこんばんは、AIRです。
えー、今日もですね、ここスリランカ、ヒッカドゥアからお届けするんですけれども。
先週から特に変わった事は無いですかね(笑)
それまでずっとせわしなく割と動いていたもんですから、
先週もちらっとお話した通り、タイからね、タイの南の方回って、
スリランカに来て、コロンボからキャンディに行ってキャンディからまたコロンボに戻って
ビザの手続きなんかをしてそれから電車でずっと下の方まで、ヒッカドゥアまで来たんで。
何かこうわさわさわさわさしてたんで、久し振りにゆったりここで、
ここに腰を下ろしているという感じになってしまいました。

相変わらずの毎日、朝早く起きて、まあそうですね、こういう形で録音をしてみたり
あとはギターを弾いてみたり、まあ仕事といえば仕事ですよね、弾いてみたり。
色んなことを考えてみたり、本を読んでみたり、何も考えないようにしようと努めてみたり
カレーを毎日食べてみたり、日本食が恋しくなってみたりというような日々を過ごしてるわけです。はい。

でもなんか、先週もお話した通り、本当に色んな事があって色んな人に出会ったり
色んな経験をしたり、っていう事があるんですけれども。
今日もまたそんな話をしながら進めていきたいなと思っています。はい。

じゃあまず1曲聴いていただきましょう、
AIRのニューシングルです、「Your Song」

--♪YOUR SONG/AIR--

皆さんもね、そうだなあ例えば最近ですと
「卒業旅行に行ってきました」なんていう人であったりとか
プライベートでもよく旅をしたり、あと仕事で旅をすることが多いなんていう、
僕の仕事なんかもそうだったりするんですけれども。
ていう方もたくさんいらっしゃるかと思いますけれども。
僕もそうですね、仕事がら本当に旅は多いです。
ツアーでもそうですし、例えばキャンペーンであったりとか日本全国、
まああの海外にライブに行ったりなんていう事もあったりもしますし、(旅は)すごく多いんですけれども。
プライベートでは、2年近く前になりますがオーストラリアに住んでいたんですけれども、
1年弱ほど住んでいた事があって、それはまあ旅というよりも
住んでいたというような形になるんですけれども。

大体でもね、二通りに分けて考えますよね、
割と短期間でそれ程こうバジェット、お金についてそれ程こう詳しくこだわらないって云うのかな、
そんなに厳しく定めないでいわゆる普通の旅ですよね、普通の旅をするという時と、事と、
今回のようにですね、もうトータルのバジェットを決めて、
もう何ヶ月間、1ヶ月なら1ヶ月、2ヶ月なら2ヶ月
お金で過ごすっていう、ものすごく極貧とまでは云わなくてもですね、
すごいタイドバジェットな旅、いわゆるバックパックでね安い宿を回るような旅、
大体もう二つにきっちり分かれるかなあという感じなんですよね、んー。

そうですね、今回みたいな形だと、バックパックで回ると、
とにかく荷物を少なく、もう少なく少なきゃ少ない方が良いというような感じで、
まあ大体今本当どこに居てもある程度の物は買えますしね。
例えば日用品でも何でもそうですし。
特に買えなくて困るというような事はないと思うんですよね、よっぽどの地域に行かない限りは。
例えばここスリランカでも石鹸でもシャンプーでもタオルでも買えますし、
そんなもんは持ってこなくても良いわけで、それこそ日本よりも安く買えますしね。
着替えも1枚2枚、2・3枚余分にあれば、Tシャツがあれば。
特にそんな暑い地方ですから1日ですぐ乾くし。
だからそれぐらい持ってくぐらいですし、後は・・・無いんですよね、
別に持ってくる物は大してね。
でもなんだかんだで結構重くなって、何がこんなに入ってるんだろうなあとか
不思議なんですけどねー。
でも今回こういう、今こういう風にコンピューターで録音して、
それをインターネット上でデータで送って、というような形をとってるんですけれども。
やっぱり必需品なんでね、こういうラップトップのコンピュータを持って
ギターを弾いて音を録音してみたり、
こういう番組を録って送ってね、放送が出来てしまうというような事でもあるんで。
コンピュータも持ってきててそれも必需品ですよね、僕は仕事柄。
でもそれぐらいで、勿論ギターも持ってきてるんですけど。
というような形でえっちらおっちら重い――軽かったはずなのに結局重いバックパック担ぎ、
前にもちっちゃい手荷物用のバッグパックを担ぎ、
ギターを担いでうろうろうろうろしてるわけです。はい(笑)

ということで、AIRの、僕の曲です。
「Greetings From K」。

--♪Greetings From K/AIR--

こうやって旅をしていますと、本当に様々な事が起こりますね。
良い事もあれば、考えられないような事もあれば、
すごく感動する事もあればね、色々あるんですけれども。

そうですね、コロンボからこのヒッカドゥアまでは電車で来たんですけれども。
2時間半くらいですかね、そのもう風景といったら線路沿いにゴールロードというところと
海岸沿いをずっとそれに沿って電車が走って行くんですが、
その線路沿いに住宅街と云いますかね、スリランカの地元の人達が住んでいるんですけれども。
本当に線路に――線路も道路になっていると云うのかな、こう歩くね、ひとつの通路になっている。
電車が来たらこう端にぽんっと避けて皆こっちに手を振ってくれててね、
僕らもこう手を振り返したりとかしてね。
で、その線路と線路の間、線路と民家の間に洗濯物を砂利石の上に置いて乾かしていたりとか、
線路を渡って向こう側の地域に行くとか――電車が通った前、通る後とね。
すごくそういう素顔、素の生活が見れたりとかしてすごく興味深いんですけど。

来るときもコロンボの駅で電車を待ってたんですけれども。
本当にね皆見てるんですよね僕の方を、ホームに居る人達が、皆ですよ。
別に僕の顔に何か付いてるとかそういうわけでもなくて。
スマトラ沖の地震があったからなのか何なのか、
日本人が居ないのかな来てないのかな来ないのか珍しいのかな?

ヨーロッパでは、スリランカはものすごく昔からいわゆるヨーロッパの人たちが来るね、
リゾートとか休暇を過ごしにくる街だったんだけど。
日本ではやっぱりまだそれほどこうメジャーでもないのか、
あとは内戦がねあったりして、どうも何か怖い国っていうイメージが付いちゃってるのもあって
そんなに来ないのかなー、サーファー以外はね、ていう感じで。

とにかく皆見てるんですよね、僕の顔を。
で、目が合うと恥ずかしそうに笑う人達や、くっと顔をそらす人達や
でも人懐こくもじもじしてるような感じが。
でも大体の人は「ハロー」とニコッとしてくれるような感じなんですけれども。

そこでね、たまたま背中合わせに座ってたスリランカの3人家族の人達が居て
まずそこのちっちゃい――3歳って云ったかな?5歳って云ったかな?
男の子がミカンをくれたんですよね、「ハイ」ってこう。
「ありがとう」って――お父さんとお母さんが「渡してあげなさい」って云ったみたいで。
ミカンをくれて、そこからお父さんお母さんと話が始まったんですね。
で「どこから来たの?」とか。スリランカの人達、英語を喋れる人達多いから。
その人英語の先生をしているって云って、その家族と話し出したら、もう途端に
その隣に座っていた23歳の青年も「アナタハ日本人デスカ、イマ日本語ヲ勉強シテイマス」と
急に声を掛け出して、「あーそうなんだ」なんて話し出して。
そうかと思えば今度は左端に居たおばあさんが急に話し掛けてきたりとかして、
一人が口火を切るとダーっとこうねえ食い付いてくるって云うのかなあ。
何かそんな感じがまたすごく何か嬉しくてね微笑ましくてね、
すごい何か興味深かった瞬間でもあったんですけれども。

で、また電車がすごく混んでいたんですけど、1番最初に話し掛けてくれた家族のお父さんが
僕の荷物を1個持ってくれて「混むから、席をとってあげるから」って云ってくれて
僕のバックパックのギターを持ってくれて席を確保してくれたりね。
「大丈夫なのに」ってひとつね、席を自分達のを減らしてまで取ってくれて。

そんな中でも色んな話をしてスリランカの文化の話とか
津波の被害をすごく垣間見れる路線でもあったから、
海岸線をずっと走ってくんでね、「ここも今立て直してるんだよ」とかね
色々こう教えてくれて、あと英語の大切さとかをね(笑)
話しかけてくれたり、英語さえ喋れれば全世界何処にでも行けるし誰とでも意思の疎通が出来るから
本当に大切だって云って、自分の3歳かな?の子供には全部英語で話し掛けて
英語でコミュニケーションをとってるんだけど。

ニゴンボってところに彼らは住んでるんだけど、
そっちに来ることがあったら連絡ちょうだいってアドレスと電話番号をくれてね
「色々案内するから」って云って。
「スリランカの文化とか宗教とかすごく興味がある」って話をしてたら
まとめた文章を送るからって、僕もアドレスを渡したりとかしてね。
そんなすごく和やかな時を過ごしたんですけれども。
でまた降り際になって――彼らはもうちょっと手前の駅、一つ二つ手前の駅で降りたんだけれども。
降りて「ありがとう」って云ってプラットホームに降り立って電車が動き出したらね、
またねオレンジをねミカンをね一つ持って「食べていきな」って云ってね、
わざわざ走って窓越しで渡してくれたりしてね。
なんかすごくすごく嬉しかったですね、すごく何か美しい時間だったなと思いました。

--♪PEOPLE GET READY/CARTIS MAYFIELD & THE IMPRESSIONS--

さっきの電車ので中のエピソードなんか
それが終わってから、彼らが離れてからこの曲が頭の中に鳴ったんですよね。
旅をしてると色んなそういう音楽が鳴ったり、
この曲が浮かんできたりなんていう事も結構あったりするんですけれども。
「この曲持ってくれば良かったなあ」とか
「これここで聴きたいなあ」なんて思ったりとかする事もあったりして。
僕の曲なんかもそういう風に皆さんの中ででも
そんな形になってくれたらすごく嬉しいなあと思ったりします。はい。

これもこの辺に居るとすごく自分の中でいつも頭に鳴ってる曲です。

--♪WHAT I GOT/SUBLIME--

という事で、今夜の「True Colors」いかがでしたでしょうか。
今週も先週に引き続き、スリランカのヒッカドゥアからお送りしました。
来週はですね、日本からお届け出来るんじゃないか、なと思います。

皆さんからのメールお待ちしております。
メールのアドレスはair@interfm.co.jpです。

僕はですね、もうすぐライブも始まります。
まずは鹿児島。初めてですね。
そして大分、東京とあって、また来月もそうですし、
4・5・6・7とライブツアーありますので是非ともまた皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

では今日最後の曲は、これも何となく本当に聴きたくなるんですよ、外に出ると。

という事で「True Colors」また来週。
AIRでしたー。