・・・True Colors 060418・・・

(また少し途中から・・・)
スリランカのヒッカドゥアというところから、この「True Colors」お届けしてたんですけれども、
今週は――今実はですね、僕はタイに居ます。バンコクです。
僕が居る地域はですね、ワッチャナソンクアム(???検索できず)という辺りなんですけれども、
そこから今週の「True Colors」はお届けします。
今週もゆっくりお楽しみください。

−−−−−

改めましてこんばんは、AIRです。
先ほども云いましたように、今週はタイのバンコクからお届けします。

タイ、ここタイではウォーターフェスティバル、
いわゆる旧正月という云い方が当てはまるのかちょっとよく分からないんですけれども
新年を祝うフェスティバルが行われるという事なんですね。
街中――よく僕も分からないんですけれども(笑)
新年を祝って水を引っ掛けあうとでも云えばいいんでしょうか。
外に出るときは濡れてもいい格好・水着で出掛ける・
濡れたくなければとにかく部屋から一歩も出るな、という。
街中がそうなる、らしいんですけれども。
どんなことになるんですかね、楽しみなんですが。
元々はやっぱりなんかこう水でね、新年を清めるというようなものから
始まったものではあると思うんですけれども。
近年はこう段々しっちゃかめっちゃかになり、元の意味はまあそれはそれとして
まあどんちゃかどんちゃか楽しもうじゃないか、なんてというような事も半分ありつつ、
というような感じで、大きな祭りらしいんですね。楽しみです。
また帰国した折にはその時の様子なんかも色々お話しようかと思ってるんですけれども。
僕も水鉄砲を買ったりして誰彼構わず水を引っ掛けまくろうかなと思ってワクワクしてるんですけれどもね。
果たしてどうなることやら。特にこのカオサンの辺りはねえ、
とんでもないことになるんでしょうから、きっと。
本当、楽しみです。

じゃあ、今週もここら辺りで1曲、僕の曲を聴いてもらおうと思います。
AIRでニューシングル、「Your Song」

--♪Your Song/AIR--

こうやって外に居ますと、改めて日々、自分が生活している環境、
日本での環境だったり、日本の事についてだったりという事は考える事がすごく多いですね。

例えばスリランカに居ると、公共のバスとか車ですよね、街に走っている車とか。
ものすごく日本のものが多いんですよ、それは単純に日本車が多いという事じゃなくて。
日本から中古車みたいなものですよね、
もう使い終わったものという云い方をしてもいいんじゃないかと思うんですけれども。
例えば、東京でしたら都営バスがそのまま輸入されて、
文字も看板というか、「乗り降り中」とかいうものもそのまま使われてますし。
そのままにされた状態で街のバスとして使われていたり。
車内でも看板、何ていうんですか、広告みたいなものであったり。
あと普通の車でも車庫証明のステッカーもそのまま貼って、
現地の人は使っていたり、自分の車として使っていたりとか。
まんまそのまんま僕らの生活のシステムであったり、システマチックだったものが
そのままの形で別にこう剥ぎ取られるわけでも、
消えるわけでもなくそのまま使われているというところに
すごく不思議な感じがしたりもしたんですけれども。
「あーこんな所でこんな物に出会うとは、見掛けるとは」とかね、すごくあって。
だからそうですよね、「本来だったら全然まだまだ使えるものなんだよなあ」とか
車であったりとか、重機みたいなもの?
例えばスリランカですと、津波の莫大な被害がまだまだ莫大な被害がありますし。
それを復興するための様々な機具ですよね、ショベルカーとかダンプとかも、
そういうものを含めて様々な機具たちも、
おそらく日本ではもう払い下げなんじゃないかなというものが
そのままこっちに送られてきて、それを十二分にまだまだ使っている、
さっき話した車もそうですし。

なんかとてもね勿体無い、「勿体無い」という言葉が最近ちょっとグローバルになりつつありますけれども、
そういう気持ちをものすごく――
やっぱりまだまだ発展途中の国に来ると、そういう何ていうのかなあ、
資材の面であったりとかそういうマテリアル的な物だったりとか勿論食料もそうですけれども。
「何か本当に無駄が多い生活をしてきたよな、俺って」とかすごく思ったりは本当にしますね。
そういう面は本当にしっかりもう1回考え直して、
逆に見習わなきゃいけないといけないなあと思ったりすることはとてもありましたねえ。

あとはそうだなあ、逆に、うーんこれは悪い所ってわけでもないんですけれども。
何か本当に日本、日本のシステムだったり日本人はちゃんとしてるなあ、
時間だったりとか約束事だったり、それは仕事であろうとプライベートであろうと。
「あー、きっちり守るよなあやっぱり、素晴らしいよな」と思ったりすることがありますね。
例えばエージェントに行って頼んだ事があったりしたんですけれども。
「これは何時いつまでにこうしてください」とかね。
ビザの関係で「どうしてもこの日までに
このチケットを押さえないといけないんです」ていうような事だったりとかを。
勿論ビジネスとしてというかね、普通にお金を払ってお願いしてたんですけれども。
いやあそれが全然出来てなかったりとかね(笑)
それは本当に参っ・・・本当に大変な事なんでね、ビザというものはね、旅行者にとってみれば。
命の次に大切なものですから。
「いやー、こんな事日本だったらありえないよな」っていうようなことが平気で起こったりするんで。
そういう所はねやっぱりじっくりもっとね、
余裕を持って管理していかなきゃなと思ったりすることもすごくありました。

次の曲に行きましょう、次の曲はベン・ハーパー、「WALK AWAY」。

--♪WALK AWAY/BEN HARPER--

スリランカを発つ2日か3日前になっちゃったんですけれども――

コロンボからヒッカドゥアに向かって来る途中の駅で、
一人のおばあさんがね声を掛けてきてくれて、
津波に遭った体験とか、今私の境遇はとか、大変で、とか色んな事を話してくれて、
一人で暮らしてるんだけど、良かったらうちに来ないかと、寂しいからというか一人で住んでるんだけど、
というような事を話したんですね、話してくれたんですね。
それで、結局ヒッカドゥアに着いて・・・住所貰ったりとかしてたんですけれども。

結局行きそびれていて、でもずっとやっぱり気になっていて、じゃあちょっと行ってみようと思って、
スリーホイラーに乗って住所を渡してこう行って見たんですよね。
行ってみたらその場所はローズガーデンという地域になって、
津波の後でそう名付けられた地域で。
その地域一帯は仮設住宅で、すごい綺麗な仮設住宅だったんですけれども。
イタリアによって援助された仮設住宅の一帯で、
「そうか、ここら辺はそういう地域なんだあ」と思って、
本当にそういう境遇なんだというのを実感したんですけれども。
そこにそのおばあさんを訪ねていったら、残念ながら居なくてね今日は。
「マータラという違う場所に行っているのよ」とそこのシスターが居て。
上のお姉さんと下の妹がたまたま遊びに来ていたらしくて、様子を見に、かな?
来ていたらしくて、「今日は出かけちゃって居ないから、明後日だったら必ず居ると思う」って
云ったんですけど、僕はもう帰らなきゃいけない、出国しなきゃいけない時だったので。
ああすごく、もっと早くにちゃんと来てれば良かったってすごく後悔したんですけど。
とりあえず、ババババと手紙を書いて「それを渡して」ってお姉さんに云って戻って来たんですけどもね。
今頃読んでくれてるといいなと思うんですが。

うーん、何かその一帯は――その仮設住宅自体は、こう云っちゃ何ですけれども、
ほかの残っている住宅よりも全然綺麗ですし、清潔感のある住宅なんだけれども。
でもやっぱりそういったものがダダダダっと整然と荒れた地に立ち並んでいる画は、
すごくいたたまれない気分にすごくなりましたよね。うーん。
何か移動中とかね、電車もコロンボ⇔ヒッカドゥア、ヒッカドゥア⇔コロンボとゴールという地域の辺りは、
南西の海岸沿いをずっと走っていくんですよね。
そうすると、海沿いに暮らしている人たち、
そしてヤシの木がずっと並んでいる中を通って行くんですけれども
素朴な生活を見ながら、こう綺麗な景色であったり、ずっとこうガタンガタン走っていくんですが。
その画の中に、やっぱりそういうまだね津波の痕みたいな、生活を垣間見れたり、リアルに垣間見たり。
綺麗な海と対比してすごくね大変な生活ぶりが分かるような画が連なっていたりというようなのは、
何とも云えない気持ちに確かになりますよね。なりましたね。

でも僕が思ったのはですね、やっぱり旅行者がツーリストがですね、
この地を訪れることが最大の復興になるんじゃないかともすごく思いました。
実際こう観光客が来る事によって勿論お金が落ちていくっていうね、
観光として色んな事でお金を払っていくって事も単純に復興に繋がると思いましたし、
後は現地の人に純粋に触れ合ってみて、色んな話しを聞いたり
色んなフレンドシップが自然に生まれていく中でそういう育みみたいなものも、
少なからずというか、ちょっとでも気持ち的な分ていうか、
メンタル的ものにおいてもちょっとは気持ちが和らぐみたいな面も
あるんじゃないかなっていうのはすごく思ったりしましたね。うーん。
まあ勝手な僕の思い込みかもしれませんけれども、そういう機会はでも多々僕にもありましたし、
そういうシチュエーションがね。
良かったら皆さんもね、変に恐れず変に心配もせず
どんどん飛び出してみると、そういう地を訪れてみるのも良いと思います。

--♪HERE TODAY/THE BEACH BOYS--

お送りした曲はビーチボーイズの「HERE TODAY」。
先週までもそうですけれども、話をした後にやっぱりなんとなくこう流れてくる音楽だったり
聞こえてくる曲だったりっていうのがあってそれをそのまま単純に紹介しているだけなんですけれども。
さっきのおばあさんの話の時もやっぱり「HERE TODAY」がなんとなく頭の中に流れて来たりとか。

何となくこうね、移動をしていると生活をしていると生きてると、
皆さんもあると思いますけれども、それに何かこうオーバーラップして自分の好きな曲だったり、
あー、別にそんな大して好きでもなかったんだけど何かあの曲が聞こえてきたりして、
その曲が何となく好きになったり、なんていうような事が結構あったりして。
これも音楽が素晴らしいなって思う事の一つだったりもします。

これも自分自身で、自分の頭の中でよくループした曲です。
AIRで「sunset」。

--♪sunset/AIR--

ということで今回の「True Colors」はタイのバンコクからお届けしました。
いかがでしたでしょうか。
来週はですね、帰国して日本からお届けすることになると思います。
えー、そうですね、日本ももうあったかくなったんじゃないかなとか、
花粉はどうだろうとか、ちょっとねビクビクしながら帰国しようかと思ってるんですけども(笑)

皆さんからの、そう、メールお待ちしております。

僕もね、もうライブもすぐ始まりますし、
the bread of lifeツアーというスタイルであったり
バンドスタイルであったり、マンスリーもあったりしますからね。
リリースも来月(?)もありますし、皆さんにお会いすること
お目にかかること本当に楽しみにしています。

という事で、来週は東京から。
という事でお会いいたしましょう、AIRでした。

最後はJACKSON 5の「I WANT YOU BACK」でお別れです。
それではまた来週、AIRでした。